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2005年 10月 | October 2005 |
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知床の日々の出来事を・・・ ・・・これまでのフィールドノート |
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| 10月 < 羅臼湖 歩道について > 湿原をめぐる元々湿った場所、わずかな雨でもすぐにぬかるみます。こうなると長靴しかありません 登山靴にスパッツも役に立ちません。 この状況で長靴以外の靴で来るヒトがいますが、多くの靴はこのぬかるみに比して驚くほど汚れていません。 こうした靴は、ぬかるみを避けて歩道周辺の植物の上を歩いてきた意外には考えられません。 ■山(登山)に行くのに長靴なんて! (道外のヒトは驚くほど長靴を毛嫌いする。幼少期以外に長靴を履いた経験がない。) もちろん状況は絶えず変わりますが、降雨後などは、しばらくの間、長靴以外の靴を受け付けないくらいにぬかるみます。 羅臼湖への道は通常の登山に比べれば平坦で、長靴でも行くことは可能です。(長靴であってもなくてもぬかるみを歩くのは大変です) ■山道に自信がない。まして長靴では・・・ 仮に登山靴でも、ぬかるんだ道のまん中を歩くには、それなりに苦労します。要するにより楽に行こうとすれば、長靴であれなんであれ、歩きやすい場所を歩くしかありません。それは歩道の脇です。植生がまだ根を張っていて比較的安定した地面を歩るけば何とか行けるでしょう。 でもそこは、イワツツジやミツバオウレンやゴゼンタチバナなどが、根を張り巡らせてなんとか地面を縛っている場所です。集中して踏めばわずか数日で無くなります。無くなれば地面を縛るものがなくなって、そこもぬかるみます。 そしたら、さらにその脇の植生の上・・・・・・・・・ 放っておけば、際限なく道は広がっていきます。 自然あっての羅臼湖、情を優先して足に自信の無いヒトに歩きやすい靴を履かせ、歩きやすい場所を通って羅臼湖まで行ったとしても、結局周辺の植生を破壊しながら、エゴを通しながら歩いていることに変わりありません。 ■木道をもっと整備するなどして、ぬかるみを歩く状況をなくせば、はみ出すこともなくなって良いのでは? 既にぬかるみのひどい場所は木道になっています。もし、全てをハイウェイにすれば、もはや憂いはクマだけになり、歩きやすさも手伝って益々ヒトが増えるでしょう。 羅臼湖は高地にある湿原と湖沼群で、知床の中でも貴重で壊れやすい自然のひとつです。「秘境」とか「幻の湖」とかで近年ヒトが増えつつありますが、もうずいぶん昔にすでに、羅臼湖が受け付けられるヒトの許容量は越えていると言われています。 ■羅臼湖は誰もが行ける場所ではありません。 ヒグマ、ハイマツ、断崖、山岳、風雪、低温・・・・知床は様々な要因でヒトを制限してきました。それ故これだけの自然が残されています。羅臼湖も例外ではありません。 盗掘、ゴミ、入山数(ヒト圧)、等々・・・問題は多々ありますが、まずひとつ当面の対応として、ぜひ、長靴を履いて下さい。大変かもしれませんが、植生を踏みつけないよう、ぬかるんでいても歩道の中央を歩いて下さい。 次に来るヒトにも花を残すようご協力お願いします。 |
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